主要キャラクター
一年地組 第七パーティのメンバー紹介
【氏名】星斬怜早(ほしきりれさ)
【専攻クラス】盗賊(シーフ)
【能力値 (MAX値は20)】
・OTA(オタク度):17
・UNC(ウンチク度):19
・HER(主人公度):3
【技能】
・道具の目利き
・ダンジョンで1ヵ月1万円生活
・ウンチクでページ消費
【生徒情報】
数々の難攻不落のダンジョンを制覇してきた《伝説》と謳われるエクスプローラーの血を引くサラブレッド……のはずなのだが、本人はいたって地味なダンジョンライフを求めている。
ゆえに、『古代の財宝を手にする』『ドラゴンを倒す』といった、多くのエクスプローラーが追い求めるような輝かしい栄光には小指の先ほどにも関心を示さず、バックパックの詰め込み術、ランタン油の節約術、わかりやすいマッピング・テクニック、モンスターの意外な生態、トラップの簡単&安全な解除方法といった、ダンジョン探索を楽しむための豆知識のほうに興味を持っている。
今、もっとも興味があるアイテムは、対ゾンビ用の鼻栓『シシューダ』。
今、もっとも腹立たしいことは、「マップが使い回しのダンジョン」。
最近はまっていることはダンジョンで自分が淹れたコーヒーを飲むことで、淹れ方は藤岡式ドリップを参考にしている。
【氏名】斧塚ラン (おのづからん)
【専攻クラス】魔術師(マギ)
【能力値(MAX値は20)】
・YNN(やる気の無さ):16
・NOK(寝起きの悪さ):15
・ZAT(雑):17
【技能】
・魔法書、超速読
・うろ覚えで詠唱
・寝言で詠唱
【生徒情報】
常に冷静沈着。なにが起きても動じない。
肝が据わっている――というわけではなく、何ごとにおいても無関心。
感情を大きく動かすことはほとんどなく、とにかくものぐさな性格である。
たいへん扱いづらい生徒であるが、魔術師としての潜在能力は極めて高く、魔法の習得は他の生徒に比べて格段に速い。
しかしながら、無精で雑な性格が災いし、数々のトラブルを起こしている。
魔法は極めて慎重に扱わなければならない貴重な力であるが、本生徒はそのあたりの感覚が世間と大きくズレており、スナック感覚で魔法を使うという危険な悪癖がある。
また本生徒は中学生の頃に門外不出の禁断の魔道書『ネクロ●ミコン』を門外に出してしまっただけでなく、その本で課題の読書感想文を書いてしまったため、それを読んだ担任教師が一時的に正気を失ったことがある。
【氏名】千ノ宮海凪(せんのみや・みなぎ)
【専攻クラス】戦士(ファイター)
【能力値(MAX値は20)】
・GAL(ギャル具合):14
・NAT(天然度):16
・NGF(日本語が不自由):19
【技能】
・空気を読ま(め)ない
・異常なポジティブ思考
・本人しか理解できない特殊な言語
【生徒情報】
風の穏やかな海のような、優しい心を持つ大和撫子に育って欲しい。
そんな想いを込めてつけられた海凪という名は、見事にその体を表さず。
両親の期待をフルスイングで裏切り、金髪、ピアス、ネイルアート、ツケマ、カラコン、日サロ焼けと全身デコ状態の本生徒は、校則違反を通り越し、校則を殴り殺しにかかっている問題児。
夢は、「108」のカリスマ店員になることと「読モ」デビュー。
最近の悩みは、バッタとカマキリの区別がつかないことと、アルファベットの並びが、M、N、Lなのか、N、M、Lなのか、わからないこと。
【氏名】安成未恋(やすなり・みれん)
【専攻クラス】狙撃手(スナイパー)
【能力値】
・HUN(空腹具合):18
・PUR(純粋さ):16
・POT(潜在力):19
【技能】
・流鏑馬(やぶさめ)
・奥義・満漢全席完食
・利きまんじゅう
【生徒情報】
人なつこい性格ゆえ、敵をつくらず、だれとでも親しくなれる。
しばしば小学生に間違われることもあるという本生徒は、その幼さの残る容姿と純粋無垢な笑顔からマスコット的な存在として愛されている。
とくに食事時は、天使の笑顔を見せる。
――が、その姿に騙されてはいけない。
小学生の頃のあだ名は「デビルズ・ストマック――悪魔の胃袋」。
給食の時間、その悪魔は目を覚ます。彼女の通ったあとは、ぺんぺん草一本も生えない。彼女と同じクラスになった児童たちは一年で体重が激減したといわれている。
底無しの胃袋を持つと恐れられていた本生徒は、『大盛りチャレンジ』のある飲食店を何十軒も看板を下ろさせている。
本生徒を空腹にしてはならない。
【氏名】殿宮季実(とのみや・きみ)
【専攻クラス】治癒師(ヒーラー)
【能力値】
・SIZ(静けさ):19
・SON(存在感):0
・UHO(ウラミ・ハラサデ・オクベキカ):17
【技能】
・気づかれずに背後に立つ
・物陰からヒーリング
・ガチの怪談
【生徒情報】
希薄で存在感がなく、しばしば霊体系アンデッドに間違われ、トイレの花子さんと並んで「学校の怪談」と化しつつある。
小学生の時に学校中を巻き込んだ心霊写真騒ぎが起こったが、それは集合写真に写りこんでいた本生徒だった。
飲食店で起こる《店員の持ってきた水が一つ多い》現象と似たようなことが校内で起これば、かなりの確率で本生徒を数え忘れているので注意。
在籍リストに本生徒の名前があるのに、どのクラスに属しているのか誰もわからない。
だれも顔を知らない。だれも、その存在を知らない。
けれども、彼女は確かに存在している。
ほら今も……アナタノウシロニ
【氏名】水那面リエン (みなも・りえん)
【専攻クラス】格闘家(マーシャル・ファイター)
【能力値】
・CON(根性):16
・ANG(怒りっぽさ):18
・STO(ストイック度):15
【技能】
・メンチ切り
・早起き
・雑巾がけ、草むしり
【生徒情報】
《狂犬》《ジャックナイフ》《死神》など、時代錯誤もはなはだしいあだ名を中学時代につけられていた、昔のヤンキー漫画から出てきたような生徒である。
「この世に言葉は不要、漢なら拳で語れ」
小さいころからそう教え込まれてきたので、なかなか言葉が通じない。
目を合わせるとケンカを売られているとかん違いし、秒で迫ってくるので要注意。
校舎裏に好んで棲息し、好きな言葉は「タイマン」「てっぺん」「けんか上等」。
触れられたくないことは、習字の授業で「拳」と書いたつもりで「券」と書いてしまったことと、同じクラスの男子に告白をされたこと。
水は水道に口をつけて飲むスタイル。